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「夢」 ― つれづれに
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心が温かくなる小説のこと
 ヤスさんと、その息子アキラを取り巻く人間模様が描かれています。
 親の愛情を知らないヤスさん夫妻の間に生まれたアキラ。 そのアキラも幼くして母をなくします。 アキラを守ろうとして母は身代わりになったのですが、そのことをアキラには知らせないように心を配りながら、周囲の皆は力を合わせてアキラを育てていきます。
 小学6年生にったアキラが、母の死のことを知りたくて人に聞き回っていることを知ったヤスさんは、「お母さんは、お父さんの身代わりになって死んだ」と嘘をつきます。 「俺が生き残った為に、おまえは母を知らない子になってしまった。 申し訳ない」と謝るのです。
 東京で学生生活を送っていたアキラが本当のことを知ったのは、故郷のお寺の住職が残してくれた手紙からです。 「アキラが二十歳になったらこの手紙を見せてやって欲しい」と言い残して住職は亡くなります。 事実を知ったアキラは、父のことを就職試験の作文に書きますが、父には自分が知ったということは伝えません。
 小説の中に書かれたその作文を読んだ時には、胸が熱くなるのを覚えずにはおれませんでした。 この小説のひとつの山です。

 この小説はとにかく温かい。 登場人物は皆それぞれに寂しさを抱えている人ばかりですが、とにかく温かい。
 ダスキン創業者、鈴木清一は「自分を二の次にして、人の成長を助けよう」と言いましたが、この小説には、他人のことを第一に考える人しか登場しません。 それにもかかわらず、読んでいて違和感がない。 「有り得ない」とは思わせない。 読み進むうちに、本当に心が温かくなる素敵な一冊です。
 今年のお正月は、とてもさわやかな幕開けでした。

    「とんび」     重松 清 著        角川グループパブリッシング刊

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